Yahoo!知恵袋を見ていたところ、猫のトイレについて悩んでいる方から、気になる質問が投稿されていました。
最近、猫が走りながらうんちをしたり、トイレ以外でおしっこをするようになった。動物病院ではストレスかもしれないと言われ、以前より構うようにしたところ、おしっこは時々トイレでするようになったものの、うんちの問題は改善しない。
猫が突然トイレ以外で排泄するようになったら、飼い主としては困りますし、何が起きているのか心配にもなります。
我が家では、クロ、チビ、さんた、たかんぼ、みゃあという五猫と暮らしてきました。
そして振り返ってみると、我が家でもいくつかの「トイレトラブル」を経験しています。
ただ、その経験から私が感じるのは、
「トイレ以外におしっこやうんちがあった=トイレが嫌い」「ストレスが原因」と単純に決められるものではない
ということです。
同じようにトイレの外へ排泄物が出ていても、我が家の猫たちはそれぞれ理由が違いました。
- 猫が突然トイレ以外で排泄したら、まず体調の変化を確認したい
- 「走りながらうんち=トイレが嫌」とは限らないと思う
- 【我が家のトイレトラブル①】チビは爪切り直後、妻の布団におしっこした
- 【我が家のトイレトラブル②】たかんぼはトイレでしているのに、おしっこが外へ出る
- 【我が家のトイレトラブル③】身体の大きなクロは大型トイレでもはみ出すことがある
- 【我が家のトイレトラブル④】みゃあは「うんちの切れ」が悪い時に床へお尻をスリスリ
- 我が家の4つの経験は、全部「トイレトラブル」だけれど原因が違う
- トイレ環境を確認することも大切
- 「猫砂を変える」「トイレを増やす」だけを最初の答えにしない
- トイレ以外でのおしっこには注意したい
- 叱るより「なぜそうなったのか」を見る
- まとめ|トイレ以外で排泄した「結果」だけでは原因は分からない
猫が突然トイレ以外で排泄したら、まず体調の変化を確認したい
今回の質問で最初に気になったのは、猫が「最近」走りながらうんちをしたり、トイレ以外で排尿するようになったという部分です。
これまで普通にできていた猫の排泄行動が突然変わったのであれば、私は「ストレスだろう」「トイレが気に入らないのだろう」と最初から決めつけたくありません。
トイレ以外で排泄する背景には、トイレや猫砂への不満だけでなく、尿路の問題、排泄時の痛み、消化器の問題などが関係することもあります。
質問者さんはすでに動物病院へ連れて行っているとのことですが、それでも症状が続いているのであれば、排尿と排便の状態を具体的に記録して、改めて獣医師へ伝えることも必要だと思います。
「走りながらうんち=トイレが嫌」とは限らないと思う
このYahoo!知恵袋の質問には、
「走りながらうんちをするのは、トイレが嫌で出しながら逃げている可能性がある」
という趣旨の回答もありました。
確かにトイレ環境が原因となっている可能性は考えられます。
ただ、私は「走りながらうんち=トイレが嫌」と決めつけるのは早いと思います。
便の状態、排便時の違和感、トイレの大きさや猫砂など、いくつかの可能性を一つずつ確認する必要があるのではないでしょうか。
我が家にも、うんちに関する少し変わった行動をする猫がいます。
【我が家のトイレトラブル①】チビは爪切り直後、妻の布団におしっこした
次ニャン坊チビには、一度だけ印象に残っている出来事があります。
妻がチビの爪を切った時のことです。
よほど嫌だったのでしょうか。
爪切りが終わった直後、チビは妻の布団におしっこをしました。
タイミングがあまりにも分かりやすかったので、私たちとしては「爪切りが嫌だったことと関係しているのかな?」とは感じました。
ただし、猫が人間に対する「仕返し」として排泄すると断定するつもりはありません。
実際、その後もチビの爪切りはしていますが、妻の布団へおしっこすることは二度とありませんでした。
一度だけの出来事です。
だからこそ、この経験だけから「ストレスを感じると猫は布団へおしっこする」と一般化することもできないと思っています。
【我が家のトイレトラブル②】たかんぼはトイレでしているのに、おしっこが外へ出る
四ニャン坊たかんぼの場合は、チビとはまったく違います。
たかんぼは、トイレでおしっこをする際、きちんと座らずにお尻が上がった状態で排尿することがあります。
すると、おしっこがトイレの外へ出てしまうことがあります。
でも、これは「トイレ以外でおしっこをしよう」としているわけではありません。
たかんぼ自身は、ちゃんとトイレに入って排尿しています。
排尿時の姿勢によって、結果的に外へはみ出しているだけです。
床におしっこがあったという結果だけを見れば「粗相した」と考えてしまいます。
しかし、実際に猫の行動を見ていると、原因がまったく違うことがあります。
【我が家のトイレトラブル③】身体の大きなクロは大型トイレでもはみ出すことがある
長ニャン坊クロにも、似たようなことがあります。
クロは身体が大きな猫です。
我が家では以前から大きめの猫トイレを使用しています。
それでもクロの場合、排泄する時の位置や体勢によっては、身体が十分に収まりきらないことがあります。
その結果、おしっこやうんちがトイレの外へはみ出してしまうことがあります。
これもクロがトイレを嫌がっているわけではありません。
クロはトイレへ入って排泄しています。
単純に身体の大きさとトイレのサイズ、そして排泄時の位置関係によって起きています。
大きな猫の場合は、トイレへ入っているかどうかだけでなく、排泄する時に身体全体が無理なく収まっているかまで確認した方がよいのだと思います。
【我が家のトイレトラブル④】みゃあは「うんちの切れ」が悪い時に床へお尻をスリスリ
五ニャン娘みゃあの場合は、さらに違います。
時々、うんちの切れが悪いことがあるようです。
お尻に残ってしまったうんちが気になるのでしょう。
みゃあは、お尻を床につけてスリスリすることがあります。
その結果、床には……。
うんちの筋ができます。
飼い主としては「あぁ……」となる瞬間です。
でも、これもトイレの失敗ではありません。
みゃあはトイレで排便しています。
問題が起きているのは、その後です。
床にうんちが付いているという結果だけを見れば、トイレ以外で排便したように見えるかもしれません。
しかし実際には、お尻に残った便を何とかしようとした結果なのです。
我が家の4つの経験は、全部「トイレトラブル」だけれど原因が違う
こうして並べてみると、同じ「トイレトラブル」でも中身はかなり違います。
- チビ:爪切り直後に一度だけ妻の布団へ排尿
- たかんぼ:排尿姿勢によって尿がトイレの外へ出る
- クロ:身体が大きく、排泄物がトイレからはみ出すことがある
- みゃあ:排便後、お尻に残った便を床へ擦りつけてしまうことがある
この経験があるから、私は床に尿や便があったという「結果」だけで原因を判断しないことが大切だと思っています。
トイレ環境を確認することも大切
もちろん、病気以外にトイレ環境が原因となっている可能性もあります。
確認したいのは、例えば次のような部分です。
- トイレの数は足りているか
- 猫の身体に対してトイレが小さすぎないか
- 入口が高すぎないか
- トイレが汚れたままになっていないか
- 猫砂を最近変更していないか
- 香りの強い猫砂を使っていないか
- トイレの設置場所を変更していないか
- ほかの猫に邪魔される場所になっていないか
猫の頭数+1個というトイレ数は、一つの目安としてよく紹介されています。
我が家の場合は、五猫に対してトイレを8個設置しています。
ただし、「数を増やせば必ず解決する」という意味ではありません。
我が家でも、たかんぼやクロのようにトイレの数とは関係のないトラブルがあります。
五猫にトイレを8個設置している我が家のトイレ事情については、こちらの記事で詳しく紹介しています。
シニア猫が突然トイレを変えたら?五猫にトイレ8個を置く我が家が気になったこと
「猫砂を変える」「トイレを増やす」だけを最初の答えにしない
今回のYahoo!知恵袋への回答には、トイレを増やす、猫砂を変える、フード付きトイレならフードを外す、といった対策も書かれていました。
これらは試す価値のある方法だと思います。
ただし、質問者さんの場合は「最近になって行動が変わった」という点が気になります。
以前は問題なくトイレを使えていたのに突然変化したのであれば、私はまず「何が変わったのか」を探します。
猫砂なのか。
トイレなのか。
家の環境なのか。
ほかの猫との関係なのか。
それとも猫自身の身体なのか。
一つずつ切り分けていく方が、原因に近づきやすいのではないでしょうか。
トイレ以外でのおしっこには注意したい
特に注意したいのがおしっこの変化です。
猫がトイレ以外で排尿することは、尿路のトラブルでも見られることがあります。
何度もトイレへ行く、排尿時につらそうにする、鳴く、血尿が出る、陰部を頻繁になめるなど、普段と違う様子があれば、単なる粗相として考えない方がよいでしょう。
特に何度も排尿姿勢を取るのに、尿がほとんど出ない、あるいはまったく出ない場合は注意が必要です。
尿道が詰まっている場合は緊急性があるため、すぐに動物病院へ相談する必要があります。
叱るより「なぜそうなったのか」を見る
布団や床におしっこをされたり、床にうんちが付いていたりすると、飼い主として困るのは当然です。
ただ、そこで猫を叱っても原因そのものは分かりません。
我が家の例でも、たかんぼやクロはトイレを失敗している意識すらないはずです。
ちゃんとトイレへ入って排泄しているのですから。
みゃあも同じです。
床を汚そうとしてお尻を擦っているわけではありません。
だから私は、トイレトラブルが起きた時には、
「また失敗した」ではなく、「この子はどういう状態でこうなったんだろう?」
と見ることが大切なのではないかと思っています。
まとめ|トイレ以外で排泄した「結果」だけでは原因は分からない
今回のYahoo!知恵袋の質問に、五猫と暮らしてきた私の経験から答えるなら、
「ストレスだけ、トイレだけと原因を一つに決めず、まず猫がどういう状態で排泄しているのかを確認してみてください」
と伝えたいです。
我が家だけでも、チビ、たかんぼ、クロ、みゃあでトイレトラブルの理由はそれぞれ違いました。
そして、これまで問題なくできていた猫の排泄行動が突然変わったのであれば、体調面の確認も重要です。
病気ではないことを確認したうえで、トイレの大きさ、数、猫砂、清潔さ、設置場所などを一つずつ確認していく。
「トイレ以外に排泄した」という結果だけを見るのではなく、その前後の猫の行動を見る。
五猫との生活を振り返ると、それがトイレトラブルの原因を考えるうえで、とても大切なことだと感じています。



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