何時の日か必ず来る。ペットロスと向き合う為に、今を大切にしたい|5猫との暮らしで感じたこと

何時の日か必ず来る。ペットロスと向き合う為に、今を大切にしたい|5猫との暮らしで感じたこと 私と猫の日常
何時の日か必ず来る。ペットロスと向き合う為に、今を大切にしたい|5猫との暮らしで感じたこと

何時の日か必ず来る。ペットロスと向き合う為に、今を大切にしたい|5猫との暮らしの中で感じたこと

「いつか必ず来る」

猫と暮らしていると、ふとした瞬間に、その現実が頭をよぎることがあります。

眠っている愛猫を見ている時。
ゆっくり歩く後ろ姿を見た時。
若い頃なら軽々と飛び乗っていた場所へ、慎重に足をかける姿を見た時。

私は現在、五猫と暮らしています。

長ニャン坊クロは、2026年時点で16歳。

若い頃と比べると、やはり老いを感じる瞬間が増えました。

歩き方は、どこか“よちよち”としていて、高い場所への昇り降りも、以前ほど軽快ではありません。

だから我が家では、クロが負担なく移動出来るよう、複数のキャットステップを設置しました。

フローリングにも、クッション性のあるカーペットを敷いています。

少しでも足腰への負担を減らしたい。

そんな思いから始めた、小さな環境改善です。

猫は、人間より遥かに早いスピードで歳を取っていきます。

よく「猫の1日は、人間の4日分」と言われます。

もちろん単純換算は出来ません。
ですが、そう考えると、人間側の「明日でいいか」が、猫にとっては全然違う時間の重みになるような気がしています。

だから私は、出来る限り「猫ファースト」を意識して暮らしています。

完璧ではありません。

人間ですから、体調が悪い日もあります。
疲れてしまう日もあります。

「今日は少しだけ後回しでもいいかな」

そう思ってしまう日だって、正直あります。

でも、その度に思うのです。

猫にとっての時間は、私達よりずっと早く流れている。

だからこそ、“今”を大切にしたい。

この記事では、

  • ペットロスへの不安
  • 高齢猫との暮らし
  • 実際に経験した別れ
  • 写真を残す意味
  • ブログを書き続ける理由
  • 喪失感との向き合い方
  • エンディングノートについて感じたこと

これらを、五猫との暮らしの実体験を交えながら、出来るだけ正直に書いていきます。

「いつか来る」が怖いのは、愛しているからだと思う

ペットロス。

この言葉を初めて聞いた時、私はどこか他人事のように感じていました。

けれど、猫と長く暮らしていると、徐々に現実味を帯びてきます。

寝顔を見るだけで、

「この時間がずっと続けばいいのに」

そんな事を考えてしまう日があります。

特に、高齢猫との暮らしでは、その感覚が強くなりました。

クロが若かった頃は、そこまで深く考えた事はありませんでした。

元気に走り回り、
高い場所へ飛び乗り、
ご飯を催促し、
家中を自由に歩き回っていた頃。

「ずっとこのままなんじゃないか」

どこかで、そんな気持ちがあったのかもしれません。

でも、16歳という年齢になると、少しずつ変化が見えてきます。

歩き方。
ジャンプ。
寝る時間。
食事のタイミング。

小さな変化が積み重なっていく。

その度に、

「永遠ではない」

という現実を、静かに感じます。

けれど私は、
「だから悲しい」
だけではなく、

「だからこそ、今を大切にしたい」

そう思うようになりました。

チビのリンパ腫診断と、“覚悟”という感情

我が家の次ニャン坊、チビ。

チビは、2023年9月2日、虹の橋を渡りました。

今でも、名前を打つだけで、当時の感情が少し蘇ります。

チビがリンパ腫だと確定診断された時、私は強い衝撃を受けました。

もちろん、「まだ大丈夫かもしれない」という気持ちはありました。

けれど同時に、

「いつか来るかもしれない別れ」

を、現実として考え始めた瞬間でもありました。

正直、とても怖かったです。

何をしていても、

「この時間は、ずっと続かないのかもしれない」

という感情が頭のどこかにありました。

でも、その中で私は、
ある行動を始めました。

チビの写真を、毎日残し始めた

私は、
UCHINOKO Diary(ウチノコダイアリー)
というアプリを使い、
チビの写真を毎日残し始めました。

ただ写真を保存するだけではありません。

写真にコメントを付けていました。

今日の表情。
今日の出来事。
今日の仕草。

本当に小さな日常です。

ご飯を食べたこと。
眠っていたこと。
甘えてきたこと。
お気に入りの場所にいたこと。

そんな些細な記録を、残し続けました。

今振り返ると、
あの時間は、

「チビとの別れの準備」

だったのかもしれません。

もちろん、
別れたかった訳ではありません。

諦めていた訳でもありません。

ただ、

「今をちゃんと残したい」

という気持ちが、とても強かったのです。

毎日写真を撮る。
コメントを書く。

その時間が、
私自身の心を少しずつ整理してくれていたような気がします。

完成した1冊の本

チビが虹の橋を渡った後、
私は、そのアプリでまとめていた記録を、本として発注しました。

そして完成したその本を、
妻の誕生日プレゼントとして渡しました。

ページをめくる度に、
チビの日常がそこにありました。

何気ない寝顔。
ご飯を待つ顔。
こちらを見る表情。

“普通だった毎日”
が、そこに詰まっていました。

私はその時、
強く感じたのです。

記録していて良かった。

本当に、良かった。

猫と暮らしていると、
どうしても「いつもの日常」が当たり前になります。

でも、その当たり前は、
永遠ではありません。

だからこそ、
写真でも、
動画でも、
ブログでも、
何でもいい。

“今”を残す事には、大きな意味があると思っています。

ブログを書き続けている理由

私は2020年5月から、猫ブログを毎日更新しています。

最初は、
「五猫との暮らしを記録したい」
という気持ちが強くありました。

もちろん、
ブログ運営としての目標もあります。

ですが、
書き続けていく中で、
ブログにはもう一つの意味があると感じるようになりました。

それは、

“思い出を残す”

という意味です。

何気ない1日。

クロが寝ていた場所。
さんたの行動。
みゃあとの距離感。
たかんぼの表情。

そんな日常を文章として残しておく事で、
後から振り返ることが出来ます。

そしてそれは、
単なる記録以上の価値があると感じています。

チビの月命日記録も、今なお続けています。

関連記事はこちら:

チビの月命日記録まとめ|旅立ち後も続く我が家の記録

今でも、
チビのことを考えない日はありません。

でも、不思議と、
「記録がある」というだけで、救われる瞬間があります。

ペットロス症候群とは?

ペットロス症候群とは、
愛するペットを失った後に起こる、
強い悲しみや喪失感による心身の不調のことを指します。

症状は人によって様々です。

  • 涙が止まらない
  • 眠れない
  • 食欲が無くなる
  • 何もやる気が起きない
  • 家の静けさが辛い
  • 強い孤独感を感じる

「たかがペット」

そう言う人もいるかもしれません。

でも、実際に一緒に暮らしている側からすると、
猫は“家族”です。

毎日名前を呼び、
毎日顔を見て、
毎日同じ空間で生きている。

その存在が突然いなくなる。

その喪失感が大きいのは、当然のことだと思います。

喪失感は、簡単には消えない

正直に言うと、
時間が経ったからといって、
完全に平気になる訳ではありません。

思い出す日はあります。

急に寂しくなる日もあります。

写真を見て涙が出る日もあります。

でも、それで良いのだと思っています。

それだけ大切な存在だったということだからです。

無理に忘れようとしなくていい。

無理に前向きにならなくてもいい。

私はそう思っています。

大切なのは、
「悲しみを否定しないこと」
なのかもしれません。

高齢猫との暮らしで感じる、“今”の重み

クロを見ていると、
私は改めて感じます。

“今この瞬間”は、二度と戻ってこない。

最近は、
ご飯の時間になっても、
クロがすぐ来ない日があります。

以前なら真っ先に来ていたのに、
寝ていることもあります。

そんな時、
私はエナジーちゅーるをあげたりしながら、
出来るだけ食べやすいように工夫しています。

若い頃と同じではない。

でも、
それは悪い事ではなく、
“歳を重ねている”
ということなのだと思います。

だから私は、
今のクロに合わせて、
生活を少しずつ変えています。

キャットステップも、
カーペットも、
全部、
「少しでも快適に過ごしてほしい」
という気持ちからです。

エンディングノートについて考えるようになった

以前の私は、
「エンディングノート」
という言葉に、少し距離を感じていました。

どこか、
“終わりを考えるもの”
という印象があったからです。

でも、今は少し考え方が変わりました。

エンディングノートは、
“死を考える為”
だけではなく、

“今を大切にする為”
のものでもある。

私はそう感じています。

好きなご飯。
通院履歴。
性格。
クセ。
好きな場所。
苦手なこと。

そういうものを書き残していくことは、
「ちゃんと向き合っている」
という事なのかもしれません。

そして、
書いている時間そのものが、
愛猫との時間を見つめ直すきっかけになる。

私は、そう感じています。

「今」を後回しにしない

人間は忙しく生きています。

仕事。
家事。
疲労。
体調。

色々あります。

だから、

「今日は後でいいか」

と思ってしまう日もあります。

でも、
猫の時間は早い。

本当に早い。

だから私は、
出来る限り、

  • 名前を呼ぶ
  • 撫でる
  • 写真を撮る
  • 一緒にいる
  • 声を掛ける

そんな小さな事を、大切にしたいと思っています。

特別な事ではありません。

でも、
きっとこういう日常こそが、
後から振り返った時、
一番大切な思い出になるのだと思います。

最後に|別れを考えるからこそ、“今”を大切にしたい

私は、
ペットロスを「乗り越えた」とは思っていません。

今でもチビを思い出します。

寂しくなる日もあります。

でも、
それだけ大切な存在だったのだと思っています。

そして今、
クロ達との時間を過ごしながら、
私は以前より強く感じています。

“今”は当たり前じゃない。

だからこそ、
今日を大切にしたい。

猫は、
人間より早く歳を取ります。

だから、
「明日でいいか」
ではなく、

「今日、出来ることをしたい」

私はそう思っています。

もし今、
愛猫との別れを考えて不安になっている方がいるなら、
無理に考えないようにする必要はありません。

怖くて当然です。

悲しくて当然です。

それだけ、
愛しているという事だからです。

だからこそ、
今を大切に。

写真を撮ってください。
名前を呼んでください。
一緒に過ごしてください。

その時間は、
きっと未来の自分を支えてくれると思います。

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