猫の防災だけでは足りなかった|五猫を守るために人間用防災グッズも本気で準備する

猫の防災だけでは足りなかった|五猫を守るために人間用防災グッズも本気で準備する 猫の多頭飼い
猫の防災だけでは足りなかった|五猫を守るために人間用防災グッズも本気で準備する

大きな地震が起きた時、我が家の五猫をどうやって避難させるのか。

そこから始まった、我が家の防災についての見直し。

第1回では、2台のペットカートとキャリーバッグを使い、夫婦二人で五猫をどう避難させるのかを具体的にシミュレーションしました。

第2回では、市販されている猫用防災セットを調べ、「五猫だから5セット」という考え方ではなく、我が家に必要なものを選んで準備する必要があると考えました。

第3回では、フード、水、猫砂、折りたたみトイレ、脱走対策など、実際に準備しておきたい猫用防災用品を整理しました。

ここまで五猫のことを中心に考えてきたのですが、途中で大きな問題に気づきました。

私と妻の防災用品を、我が家ではほとんど準備していません。

猫たちのフードやトイレを心配する前に、飼い主である私たちが動けなくなってしまったら、五猫を守ることもできません。

そこで第4回は、猫ではなく「五猫を守る私たち夫婦の防災」について考えてみます。

五猫を守るには、まず私と妻が動けなければならない

我が家では、災害時の五猫の避難方法をすでに考えています。

ペットカートは私と妻が1台ずつ担当。

私はさらに、さんたが入るリュックタイプのキャリーバッグを背負います。

妻には、人間用の防災リュックを背負ってもらう予定です。

猫用の防災用品については、ペットカートの下段収納へ入れる想定です。

ここまでは決まりました。

しかし、肝心の妻が背負う人間用防災リュックの中身が、まだほとんどありません。

地震が起きてから、水を買いに行く。

食べ物を買いに行く。

モバイルバッテリーを探す。

そんなことができる保証はありません。

猫たちを守るためにも、人間側の備えを後回しにはできないと感じました。

まず必要なのは飲料水

最優先で準備しなければならないと考えているのが水です。

大規模な災害では、建物そのものが無事でも断水する可能性があります。

一般的な防災備蓄では、飲料水は1人1日3リットル程度が一つの目安とされています。

我が家は夫婦二人なので、単純計算すると、

  • 1日分:6リットル
  • 3日分:18リットル
  • 7日分:42リットル

となります。

42リットル。

実際に数字にすると、かなりの量です。

当然、これを全部持って避難することはできません。

そのため、すぐ持ち出す水と、自宅での備蓄を分けて考える必要があります。

そして忘れてはいけないのが、五猫が使う水です。

人間二人分だけを計算して終わりではありません。

猫たちが飲む水についても別に確保しておく必要があります。

非常食も「持ち出し用」と「自宅備蓄」に分ける

次に必要なのが食料です。

これについても、水と同じ考え方にしようと思っています。

避難する時に持ち出せる量には限界があります。

そのため、

  • すぐ食べられる持ち出し用の非常食
  • 在宅避難に備えた自宅用の食料備蓄

に分けて準備します。

特に自宅が無事だった場合には、避難所へ行くのではなく、五猫と一緒に自宅で過ごす可能性もあります。

その場合、電気・ガス・水道が使えない状態でも食べられるものを準備しておく必要があります。

携帯トイレはかなり重要だと感じた

今回、防災用品について調べながら、私がかなり重要だと感じたのが人間用の携帯トイレです。

自宅が倒壊していなくても、断水や下水設備の問題によってトイレが使えなくなる可能性があります。

食べ物や水については防災用品として思い浮かびやすいのですが、トイレについてはこれまであまり考えていませんでした。

しかも夫婦二人で数日間使用すると考えれば、数個準備しただけでは足りません。

猫用トイレを準備するだけでなく、人間用のトイレも準備する。

我が家では優先順位を高くして準備することにします。

停電に備えてライトも必要

地震が夜に起きる可能性もあります。

停電した家の中で五猫をキャリーに入れ、必要なものを持ち出す。

そう考えると、スマートフォンのライトだけに頼るのは不安です。

両手を使えるヘッドライトや、周囲を照らせるLEDランタンなどを準備しておけば、猫たちをキャリーへ入れる作業にも使えそうです。

さらに予備の乾電池も必要です。

スマートフォンの電源をどう確保するか

災害時にはスマートフォンが非常に重要になります。

家族との連絡。

災害情報の確認。

避難場所の確認。

さらに我が家の場合、スマートフォンには五猫の写真も大量に入っています。

万が一猫とはぐれた場合にも、写真は重要な情報になります。

そのスマートフォンのバッテリーが切れてしまえば困ります。

そのため、モバイルバッテリーと充電ケーブルは必ず防災用品へ入れておきたいと思います。

一つだけではなく、夫婦それぞれが電源を確保できる状態にしておく方が安心です。

救急用品と普段使用している薬

猫だけでなく、人間がケガをする可能性もあります。

絆創膏、ガーゼ、消毒用品など、最低限の救急用品は必要です。

そして日常的に服用している薬がある場合には、その薬をどう持ち出すのかも考えておかなければなりません。

災害発生後、すぐに病院や薬局へ行けるとは限りません。

猫の薬と同じように、人間の薬についても「その時に持っていけばいい」ではなく、普段から持ち出せる方法を決めておく必要があります。

衛生用品も忘れないようにする

断水すると、普段当たり前にできていることができなくなります。

手を洗う。

顔を洗う。

歯を磨く。

お風呂に入る。

そのため、

  • ウェットティッシュ
  • ティッシュ
  • マスク
  • タオル
  • 歯磨き用品
  • ゴミ袋
  • 衛生用品

なども準備しておく必要があります。

猫用品にもウェットシートや防臭袋が必要なので、人間用と猫用を分けて整理しておいた方が良さそうです。

現金と重要な情報も準備しておく

普段はキャッシュレス決済を利用できても、災害時には停電や通信障害によって使えなくなる可能性があります。

そのため、ある程度の現金も防災用品として準備しておきたいと思います。

また、家族の連絡先や必要な情報についても、スマートフォンだけに頼らず紙に残しておく。

これは第3回で考えた猫たちの情報と同じです。

スマートフォンが使えない状態でも最低限必要な情報を確認できる。

その状態を作っておきたいと思います。

我が家で準備する人間用防災用品

ここまで考えたものを、一度整理します。

  • 飲料水
  • 非常食
  • 携帯トイレ
  • LEDライト・ヘッドライト
  • 予備の乾電池
  • モバイルバッテリー
  • 充電ケーブル
  • 救急用品
  • 必要な薬
  • ウェットティッシュ
  • ティッシュ
  • マスク
  • タオル
  • 歯磨き用品
  • ゴミ袋
  • その他必要な衛生用品
  • 現金
  • 家族の連絡先などを記載した紙

これらをすべて妻が背負うリュックに詰め込むわけではありません。

猫用品と同じように、「すぐに持ち出すもの」と「自宅に備蓄するもの」を分けます。

人間用防災リュックは妻が背負う想定

第1回で決めた我が家の避難方法では、私と妻がペットカートを1台ずつ担当します。

私は、さんたのリュックタイプのキャリーバッグも背負います。

そのため、人間用の防災リュックは妻に背負ってもらう想定です。

ただし、ここで問題になるのが重量です。

水、非常食、ライト、モバイルバッテリーなどを次々入れていけば、簡単に重くなります。

妻はペットカートも担当します。

ですから、

「必要だから全部リュックに入れる」ではなく、「背負った状態で本当に避難できる重量にする」

ことが重要だと思っています。

猫用品も人間用品も、全部持って逃げることはできない

ここまで猫と人間の防災用品を考えてきて、一番強く感じたのがこれです。

必要なものを全部持って避難することはできません。

五猫を安全に連れ出すことが最優先です。

そのうえで、避難直後に必要になる最低限の用品を持ち出す。

水や食料など大量に必要になるものについては、自宅にも備蓄する。

我が家では、

「持ち出し用」+「自宅備蓄」

という二段構えで準備することにします。

防災用品を買っただけでは終わりにしない

そしてもう一つ重要だと思っていることがあります。

防災用品を購入して、玄関や押し入れに置いて終わりにしないことです。

第1回で考えた避難方法が、本当に実行できるのか。

私がさんたを背負ってペットカートを押せるのか。

妻が防災リュックを背負って、もう1台のペットカートを押せるのか。

猫用防災用品をカート下段に入れた状態でも移動できるのか。

実際に準備が整ったら、一度はこの状態を作って確認する必要があると思っています。

まとめ|五猫を守るために、人間の防災も準備する

今回、五猫の防災を考えたことがきっかけで、我が家には人間用の防災用品がほとんどないことに改めて気づきました。

猫用フードを準備しても、飼い主が水分を取れなければ。

猫用トイレを準備しても、人間がトイレを使えなければ。

猫をキャリーに入れても、暗闇の中で安全に移動できなければ。

五猫を守るための防災と、私たち夫婦を守るための防災は、別々ではありません。

私と妻が無事だからこそ、五猫を守ることができる。

これまで人間用の防災についてはほとんど準備してきませんでしたが、今回をきっかけに、必要なものを実際に揃えていこうと思います。

そして準備が終わったら、「持っているだけ」ではなく、五猫と一緒に本当に避難できるのか。

我が家の避難シミュレーションを、実際に試してみたいと思っています。

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