猫に薬を飲ませたいのに、薬だけきれいに残されてしまう。
我が家でも、次ニャン坊チビへの投薬では何度も経験しました。
リンパ腫の闘病中を含め、チビには様々な場面で薬を飲んでもらう必要がありました。
最初に試したのは、とても単純な方法。
錠剤をご飯に混ぜれば、そのまま一緒に食べてくれるだろう。
ところが、そんなに簡単ではありませんでした。
ご飯はきれいに完食。
そして薬だけが残っている。
それが何度も続きました。
そこで我が家では、錠剤を直接口へ入れたり、ピルクラッシャーを使ったり、粉薬で処方してもらったりと、チビの様子を見ながら投薬方法を変えていきました。
錠剤をご飯に混ぜたら薬だけ残された
最初の頃は、錠剤をご飯の中に混ぜていました。
ご飯と一緒なら、そのまま気づかずに食べてくれるのではないか。
そう考えていたのですが、チビには通用しませんでした。
ご飯は食べる。
でも、食べ終わった器を見ると錠剤だけが残っている。
偶然ではなく、何度やっても同じような状態でした。
猫に薬を混ぜていることを悟られないようにするのは、思っていた以上に難しい。
チビへの投薬を続ける中で、そう感じるようになりました。
次に試したのは、錠剤を直接口の中へ入れる方法
ご飯に混ぜても錠剤だけ残してしまう。
それなら、ご飯に混ぜること自体をやめる。
次に行ったのが、チビに口を開けてもらい、錠剤を直接口の中へ入れる方法でした。
食事に薬を隠す方法と違って、薬を口の中へ直接入れるので「薬だけ器に残っている」ということはありません。
ただ、毎回簡単にできるわけではありません。
猫にとって口を開けられて薬を入れられること自体、決して嬉しいことではないでしょう。
長く投薬が必要だったチビだからこそ、どうすれば薬を飲んでもらえるのか、いろいろ試すことになりました。
ピルクラッシャーを購入して錠剤を粉にしたことも
錠剤のままでは飲ませにくかったため、我が家ではピルクラッシャーも購入しました。
錠剤を自宅で細かく砕き、粉状にしてご飯などに混ぜて与える方法です。
ただ、投薬を続けていく中で、私は一つ気になることが出てきました。
「この薬、本当に自宅で砕いてしまって大丈夫なのだろうか?」
当時の細かな経緯については記憶が曖昧な部分がありますが、それ以降、我が家では基本的に病院から粉状の薬を処方してもらうようになりました。
実際、薬の種類によっては、錠剤を砕くことで苦味が強くなったり、薬の効果や吸収に影響したりする場合があります。
錠剤を自己判断で粉砕せず、砕いても問題のない薬なのか、処方した獣医師に確認することが大切です。
粉薬なら簡単……というわけでもなかった
錠剤ではなく、最初から粉状の薬を処方してもらえば問題解決。
そう思いたいところですが、チビの場合はそれでも簡単ではありませんでした。
粉薬をご飯に混ぜる。
すると、普段のご飯とは食べ方が違う。
薬を混ぜたご飯は、明らかに食いつきが良くありませんでした。
薬の味なのか。
ニオイなのか。
それとも両方なのか。
チビに聞くことはできないので、本当の理由は分かりません。
ただ、薬を入れていない時と同じようには食べてくれない。
猫の味やニオイへの敏感さを、投薬のたびに感じていました。
粉薬に少量のまたたび粉を混ぜていた
そこで我が家で試したのが、薬を混ぜたご飯に少量のまたたびの粉も一緒に混ぜる方法でした。
チビの場合、粉薬だけを混ぜた時よりも、こうして食べてもらう工夫をしていました。
ただし、これは「猫に薬を飲ませるなら、またたびを使えばよい」という意味ではありません。
あくまで我が家がチビへの投薬で実際に行っていた方法の一つです。
薬の種類や治療中の病気によっては、薬と一緒に与えるものについて確認が必要な場合があります。
投薬時に何かを混ぜる場合は、処方した獣医師に確認したうえで行うのが安心です。
薬を混ぜていない「ふり」はチビには難しかった
チビへの投薬で印象に残っているのは、猫の味やニオイへの敏感さです。
飼い主としては、
「いつものご飯ですよ」
という感じで出しているつもりでも、チビには何かが違うと分かっていたのかもしれません。
錠剤なら薬だけ残す。
粉薬なら食いつきが落ちる。
薬を混ぜていないように装っても、なかなかごまかせませんでした。
だから我が家では、一つの方法にこだわらず、チビの反応を見ながら投薬方法を変えていきました。
我が家がチビへの投薬で試した方法
振り返ると、チビには次のような方法を試しています。
- 錠剤をご飯に混ぜる
- 錠剤を直接口の中へ入れる
- ピルクラッシャーで錠剤を粉状にする
- 病院で粉薬を処方してもらう
- 粉薬をご飯に混ぜる
- 薬入りのご飯に少量のまたたび粉も混ぜる
この中のどれか一つが、すべての猫にとって正解だとは思っていません。
チビ自身も、その時の体調や薬によって食べ方は変わります。
大切だったのは、一つの方法で飲んでくれなかったからといって、そこで終わりにしなかったことでした。
どうしても薬を飲まないなら、薬の形を相談する方法もある
今回振り返って特に伝えたいのが、この点です。
錠剤を飲んでくれないからといって、自宅で必ず錠剤を攻略しなければならないわけではありません。
我が家では最終的に、基本的に粉状の薬を処方してもらっていました。
錠剤、カプセル、粉薬、液剤など、薬には様々な形があります。
投薬が難しい場合は、別の形で処方できないか獣医師に相談することも選択肢の一つです。
もちろん薬によって変更できるかどうかは異なります。
だからこそ「飲ませられない」と感じた段階で、自己判断で薬を加工するより、まず動物病院に相談するのがよいと思います。
リンパ腫との闘病でも投薬は続いた
チビへの投薬は、一度きりではありませんでした。
特にリンパ腫との闘病中は、治療を続けながら自宅でもチビの様子を見ていく日々が続きました。
投薬だけを切り取れば「猫に薬を飲ませる方法」という話ですが、私たちにとってはチビとの闘病生活の一部でもあります。
リンパ腫が分かってから、我が家が治療についてどう考え、どのような選択をしてきたのかについては、こちらの記事にも残しています。
まとめ|猫が薬だけ残しても、一つの方法にこだわらなくていい
チビに最初に錠剤を与えた時、ご飯に混ぜればそのまま食べてくれると思っていました。
結果は、ご飯だけ完食して薬だけ残す。
そこから直接口へ入れたり、ピルクラッシャーを使ったり、粉薬を処方してもらったり、またたびの粉を少量混ぜたりと、いろいろな方法を試しました。
猫によっても、薬によっても、うまくいく方法は違うと思います。
「ご飯に混ぜても薬だけ残す=もう飲ませられない」ではありません。
我が家のように方法を変えることもできますし、薬の形そのものを変更できないか動物病院へ相談する方法もあります。
チビは味やニオイにとても敏感で、薬を入れていないふりをしても簡単にはごまかせませんでした。
だからこそ、一猫の反応を見ながら、その猫に合う方法を探していく。
長くチビに投薬してきた経験から、我が家ではそれが一番現実的だったと感じています。



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