Yahoo!知恵袋で、猫は人の好き嫌いが顕著に出るのか、という相談を見つけました。
もうすぐ6か月になる雌猫。
家族の中では、17歳の娘さんに一番懐いていて、いつも娘さんの部屋へ行く。
一番お世話をしている相談者さんは、娘さんの次に好かれているように感じる。
歯磨きなど、猫が嫌がることをするから、娘さんより少し嫌われている気がする。
息子さんには、あまり懐いていない。
ご主人は頑張ってご飯をあげているのに、猫に逃げられてしまう。
そんな内容でした。
この相談を読んで、私は我が家の五猫を思い浮かべました。
我が家では、五猫のご飯を基本的に妻が担当しています。
それなら、五猫は全猫、妻に一番懐いているのか。
全くそんなことはありません。
特に五ニャン娘みゃあは、基本的に私のそばにしか来ません。
妻がご飯をあげているのにです。
猫は、一番お世話をしている人を一番好きになるのでしょうか。
五猫と暮らしてきた私の答えは、
「必ずしもそうではない」
です。
今回は、我が家の五猫と家族との関係を振り返りながら、猫は人の好き嫌いがあるのか、一番お世話をする人が一番好かれるのかについて考えます。
この記事で分かること
- 猫は家族の中で人の好き嫌いがあるのか
- 一番お世話をする人が一番好かれるとは限らない理由
- ご飯担当の妻より私にべったりなみゃあの実例
- クロが私と妻の間で川の字になって寝る理由
- 爪切りなど嫌なことをすると猫に嫌われるのか
- 五猫それぞれで違う、人との距離感
猫は人の好き嫌いがある?五猫と暮らす私は「ある」と感じています
猫に、人の好き嫌いはあるのでしょうか。
五猫と暮らしてきた私の実感としては、
猫は人によって明らかに接し方を変えることがある
と感じています。
ただし、人間のように、
「この人は好き」
「この人は嫌い」
と単純に順位を付けているのかは分かりません。
この人のそばでは寝る。
この人には抱っこを許す。
この人にはご飯を要求する。
この人が帰宅すると玄関へ行く。
同じ猫でも、人によって見せる行動が違うことがあります。
我が家の五猫を見ていると、単純な好き嫌いというよりも、
「この人とは、この距離感」
という関係を、それぞれの猫が作っているように感じます。
我が家の五猫のご飯担当は、基本的に妻です
まず、我が家の五猫のお世話について書いておきます。
毎日のご飯は、基本的に妻が担当しています。
トイレ掃除は、朝と夜が私。
夕方は妻が担当しています。
動物病院への通院は、基本的に夫婦揃って行くようにしています。
ただし、急な通院が必要になった場合には、妻が対応することが多いです。
つまり、五猫の日常的なお世話を考えれば、妻が関わる時間はかなり長いと思います。
特にご飯。
猫にとって、毎日の食事は大きな出来事でしょう。
それなら、ご飯をくれる妻が五猫から一番好かれるのか。
我が家を見る限り、そう単純ではありません。
ご飯をあげるのは妻。それでも、みゃあは基本的に私のそばにしか来ません
五ニャン娘みゃあは、非常に分かりやすいです。
基本的に、私のそばにしか来ません。
毎日のご飯を基本的に用意しているのは妻です。
それでも、みゃあが選ぶのは私です。
妻がみゃあにご飯をあげようとしても、私があげる時と同じような反応を示すとは限りません。
妻が自宅へ戻ってきて声を掛けても、それほど良い反応を示さないようです。
一方、みゃあは私のそばへ来ます。
朝晩、ご飯を私の手から食べることもあります。
私が帰宅する時には、玄関で待っていることもあります。
妻がご飯担当なのに、みゃあは私にべったり。
Yahoo!知恵袋の相談者さんが、
「私が一番お世話をしているのに、娘に一番懐いている」
と感じる気持ちは、我が家のみゃあを見ていると非常によく分かります。
お世話をした量と、猫が自分から近づく相手は、必ずしも一致しない。
みゃあは、その分かりやすい実例です。
クロは私と妻の間に入り、川の字で寝るのが好きです
長ニャン坊クロは、みゃあとは少し違います。
クロを保護した頃、私達はまだワンルームで生活していました。
その頃、クロは私と妻の間で寝ることが多くありました。
現在、私と妻は別々のベッドで寝ています。
それでも私が妻のベッドへ行くと、クロは私と妻の間へ入ってくることがあります。
そして、三人で川の字。
クロは、私と妻の間で寝るのが好きなようです。
ワンルームで暮らしていた頃の名残りなのかもしれません。
クロには、妻にしか見せない特別な仕草があるわけではありません。
私にしか見せない仕草があるわけでもありません。
ただ、私と妻が一緒にいると、その間へ入ってくる。
クロにとっては、
「私が好き」「妻が好き」という二択ではなく、私達二人と一緒にいる状態が落ち着く
のかもしれません。
同じ家で暮らしていても、猫によって人との距離感は違います
我が家の猫氏達は、全猫が元野良です。
同じ家で生活しています。
同じ私と妻が世話をしています。
それでも、人への接し方は全く同じではありません。
みゃあは、私にべったり。
クロは、私と妻の間に入って寝る。
三ニャン坊さんたは、抱っこをさせてくれません。
しかし、撫でているとヨダレが出るほど喜ぶことがあります。
四ニャン坊たかんぼは、私の胸の上へ乗り、ゴロゴロすることがあります。
同じ「人に懐く」という言葉でも、猫によって表現方法が違います。
そばにいる。
身体に乗る。
撫でさせる。
一緒に寝る。
帰宅を待つ。
猫ごとに、安心できる距離や甘え方が違うのだと思います。
猫は「一番ご飯をくれる人」を一番好きになるとは限らない
猫に懐いてもらうために、ご飯をあげる。
これは、よく聞く話です。
確かに、ご飯を用意する人を覚えている猫は多いと思います。
我が家でも、ご飯の時間が近づけば、妻の動きを猫氏達が気にすることがあります。
しかし、
「ご飯をくれる人=一番好きな人」
とは限りません。
少なくとも、みゃあは違います。
ご飯担当は妻。
みゃあが基本的にそばへ来るのは私。
この関係を何年も見ています。
猫と人との関係は、ご飯だけで決まるものではないのでしょう。
声の掛け方。
触り方。
近づくタイミング。
猫が離れたい時に離れさせるか。
日々の生活の中で積み重なった経験。
そして、単純に猫と人との相性。
さまざまな要素が関係しているのだと思います。
歯磨きや爪切りをすると、猫に嫌われるのでしょうか
Yahoo!知恵袋の相談者さんは、歯磨きなど猫が嫌がることをするため、娘さんより少し嫌われているように感じると書かれていました。
我が家でも、猫氏達が喜ばないことをする必要があります。
爪切りなどは、妻が担当することが多いです。
ただし、さんたとみゃあの爪切りは、私が行うことが多くあります。
爪切り直後。
猫氏達は、その場から離れていきます。
「もうイヤ」
とでも言いたそうに、私から離れる。
しかし、その後もずっと私を警戒している様子はありません。
比較的すぐに、いつもの状態へ戻ります。
少なくとも我が家では、爪切りをしたことで長期間避けられたり、関係が大きく変わったと感じたことはありません。
だから私は、
猫が嫌がることを一度しただけで、すぐに「嫌われた」と考える必要はない
と思っています。
もちろん、猫が強い恐怖を感じるような接し方を繰り返すことは別です。
無理に追いかけ続ける。
嫌がっているのに長時間拘束する。
大きな声で叱る。
猫が逃げようとしているのに離さない。
そうした経験が繰り返されれば、人との関係に影響する可能性はあるでしょう。
しかし、健康管理のために必要な爪切りや歯磨きを行い、その後いつもの関係へ戻っているのであれば、
「私は嫌なことをするから、猫に嫌われている」
と決めつける必要はないと思います。
猫が人を選ぶ時、「猫自身が距離を選べること」も大切なのかもしれません
猫との暮らしでは、人間側が猫を可愛がりたいと思うことがあります。
抱っこしたい。
撫でたい。
一緒に寝たい。
そばに来てほしい。
しかし、猫にも都合があります。
今は触られたくない。
今は一猫で寝たい。
今日はこの場所にいたい。
International Cat Careでは、猫との接触について、猫ごとに好みが異なることや、猫自身に選択とコントロールを与えることの重要性を説明しています。
我が家でも、さんたは抱っこをさせてくれません。
だから、無理に抱っこを続けることはしません。
しかし、さんたが撫でてほしい時には、撫でます。
すると、ヨダレが出るほど喜ぶ。
人間が望む甘え方を猫へ求めるのではなく、
その猫が好む距離感で付き合う。
その積み重ねが、人との関係につながっているのかもしれません。
Yahoo!知恵袋の相談者さんへ、五猫と暮らす私ならこう答えます
猫は人の好き嫌いが顕著に出ますか。
一番お世話をしている私より、娘に一番懐いています。
ご主人は頑張ってご飯をあげているのに、逃げられます。
この相談に、五猫と暮らす私が答えるなら。
猫は、人によって接し方を変えることがあると思います。
そして、一番お世話をしている人が、一番猫に選ばれるとは限りません。
我が家では、毎日のご飯を基本的に妻が担当しています。
それでも、みゃあは基本的に私のそばにしか来ません。
妻が帰宅して声を掛けても、それほど良い反応を示さない。
一方、私は玄関で待たれることがあります。
これを、ご飯をあげる回数だけで説明することはできません。
だから、相談者さんが娘さんよりお世話をしているのに、猫が娘さんの部屋へ行くことも、不思議なことではないと思います。
娘さんとの距離感。
声。
動き。
部屋の環境。
これまでの接触。
猫にとって、何か落ち着く理由があるのでしょう。
また、歯磨きをしているから嫌われた、と決めつける必要もないと思います。
我が家では、私がさんたやみゃあの爪切りをします。
直後は離れていきます。
でも、すぐにいつもの関係へ戻ります。
猫に必要なお世話をすることと、猫との関係は、必ずしも単純な好き嫌いだけでは説明できない。
五猫と暮らす私は、そう感じています。
まとめ|一番お世話をする人が、一番猫に好かれるとは限りません
猫は人の好き嫌いがあるのか。
我が家の五猫を見ていると、人によって明らかに接し方を変えることはあると感じています。
ただし、単純な好き嫌いの順位ではないのかもしれません。
我が家のご飯担当は、基本的に妻です。
それでも、みゃあは基本的に私のそばにしか来ません。
クロは、私と妻の間に入り、川の字で寝るのが好きです。
さんたは抱っこをさせてくれませんが、撫でるとヨダレが出るほど喜びます。
たかんぼは、私の胸の上へ乗ってゴロゴロします。
五猫。
同じ家。
同じ私と妻。
それでも、人との付き合い方は違います。
だから、
「私が一番お世話をしているのに、一番好かれていない」
と落ち込む必要はないと思います。
ご飯をあげた回数。
トイレを掃除した回数。
爪を切った回数。
猫との関係は、それだけで決まるものではないのでしょう。
その猫が選ぶ距離感を大切にしながら、一緒に生活を続ける。
五猫と暮らしてきた私は、それで良いのだと思っています。
※本記事は、我が家の五猫との実体験と、公開されている猫の行動研究・飼育情報をもとにした一飼い主としての考えです。猫の行動や人への反応には個体差があります。
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