猫の歯を何本も抜歯することになった時、飼い主として気になったことがあります。
「歯がほとんどなくなっても、カリカリを食べられるのだろうか?」
我が家の長ニャン坊クロは、2026年9月現在16歳。
歯周病などの口腔内トラブルがあり、これまでに2度、口腔内の処置を受けています。
2022年に行った2回目の処置では、牙を含めて5本を抜歯。
その結果、前歯以外の歯がほとんどない状態になりました。
ところが、それから4年以上。
クロは現在も普通にカリカリを食べています。
小粒のドライフードへ変更したわけでもありません。
カリカリをふやかしているわけでもありません。
今回は、歯がほとんどなくなったクロが、その後どのようにドライフードを食べてきたのか。
実際に一緒に暮らしている飼い主の立場から記録しておきます。
クロは2022年に2回目の口腔内処置を受けました
クロの歯に異変を感じたきっかけの一つが、口から聞こえる「くちゃくちゃ」という音でした。
他の猫氏からは聞こえない音です。
何か大きな病気のサインだったら困る。
そう考え、かかりつけ医に診てもらいました。
診察を受けたのは2022年3月。
クロは以前にも口腔内の処置を受けていたため、この時が2回目でした。
診察・処置の結果、歯石の付着が重度で、犬歯の一部はぐらつき、さらに破歯細胞性吸収病巣が進行している歯も見つかりました。
そのため、2022年3月15日の処置で牙を含めて5本を抜歯することになりました。
2回の処置を経て、前歯以外の歯がほとんどなくなりました
2022年の抜歯を終えたクロ。
それ以前にも口腔内の処置を受けていたため、2回目の処置を終えた頃には、前歯以外の歯がほとんどない状態になりました。
人間なら、これだけ歯がなくなれば、
「今までと同じ食事は難しいのでは?」
と考えるところです。
私もクロのご飯については気になりました。
それまで食べていたカリカリを食べられなくなるのではないか。
ウェットフード中心にしなければならないのではないか。
ドライフードをふやかした方が良いのではないか。
そんなことも考えました。
ところが、実際のクロは私が想像していたのとは違いました。
歯がほとんどなくても、クロはカリカリを食べています
現在16歳になったクロですが、今でもドライフードを食べています。
しかも、歯が少ないことを理由に、我が家では特別な変更をしていません。
小粒のカリカリに変更していません。
水でふやかしてもいません。
クロ自身が、そのままのドライフードを現在も食べています。
「歯がほとんどない=カリカリを食べられない」
少なくともクロの場合は、そうではありませんでした。
クロはカリカリを噛まずに丸呑みしている?
では、歯がほとんどないクロは、どうやってカリカリを食べているのでしょうか。
これは正確には分かりません。
ただ、毎日クロが食べているところを見ていて感じることがあります。
カリカリを噛み砕いているような音が、ほとんどしません。
そのため私は、かなりの部分をそのまま飲み込んでいるのではないかと思っています。
これはあくまで、クロを日々見ている私の観察です。
「歯がほとんどないから、カリカリは食べられないだろう」と考えていた私にとって、実際にクロが普通に食べ続けている姿は少し意外でした。
「歯がないならウェットだけ」にしなかった理由
我が家では、クロの歯が少なくなったからといって、ドライフードをやめることはしませんでした。
理由は単純です。
クロ自身が普通に食べていたからです。
食べにくそうにしている。
口から何度もカリカリを落とす。
食べることを途中で諦める。
そうした様子があれば、ご飯の与え方を変えることも考えたと思います。
しかし、クロは歯が少なくなった後もドライフードを食べ続けました。
そのため我が家では、無理に小粒へ変更したり、毎回ふやかしたりする対応はしていません。
16歳の現在食べているのは「ロイヤルカナン センシブル」
クロは2022年に2回目の口腔内処置を受けました。
それから4年以上が経過した2026年9月現在、16歳です。
そして現在も、ドライフードを普通に食べています。
現在クロが食べているのは、ロイヤルカナン「センシブル」です。
歯がほとんどないからといって、センシブルを細かく砕いたり、水でふやかしたりしているわけではありません。
そのままの状態で食べています。
以前クロは、ロイヤルカナン「エイジング12+」を長年食べ続けていました。
その後、エイジング12+から別のドライフードへ切り替えることになり、現在はセンシブルを食べています。
食べる時にカリカリを噛み砕くような音はほとんど聞こえません。
そのため、現在のセンシブルについても、クロはかなりの部分を丸呑みに近い形で食べているのではないかと私は見ています。
ただし「歯がなくてもカリカリで大丈夫」とは言い切れません
ここは、クロの経験を書くうえで大切なところです。
クロが食べられているからといって、歯を抜いたすべての猫が、そのままドライフードを食べられるとは限りません。
口の中に痛みが残っていたり、口腔内にトラブルがあったりすれば、硬いご飯を食べにくくなることも考えられます。
また、この記事で紹介しているのは、抜歯直後の食事についてではありません。
2022年の処置から4年以上が経過した、現在のクロの食生活です。
食べにくそうにしている、急にドライフードを食べなくなった、口からご飯を落とす、口を気にするといった変化があれば、「歯が少ないから仕方ない」と決めつけず、かかりつけ医に相談することが大切だと考えています。
歯を残すことより、悪くなった歯を処置することを選びました
クロの歯が少なくなったこと自体を、私は喜んでいるわけではありません。
できることなら、歯は残っていてほしかった。
しかし2022年当時、クロは歯周病が進み、ぐらついた歯や破歯細胞性吸収病巣が進行した歯がありました。
そのまま残しておくことではなく、かかりつけ医と相談したうえで処置することを選びました。
そして現在。
歯は少なくなりましたが、クロは16歳になっても自分でご飯を食べています。
飼い主として私が見ているのは、歯の本数そのものより、
「クロが今日も自分でご飯を食べられているか」
ということです。
まとめ|歯がほとんどない16歳クロでもカリカリを食べています
クロは口腔内トラブルによって2度の処置を経験し、2022年の2回目の処置では牙を含め5本を抜歯しました。
現在は前歯以外の歯がほとんどありません。
それでも16歳になった現在まで、ドライフードを食べています。
2026年9月現在食べているのは、ロイヤルカナン「センシブル」です。
我が家では、小粒のカリカリへの変更も、ふやかす対応もしていません。
食べている時にカリカリを噛み砕く音がほとんどしないため、私は丸呑みに近い食べ方をしているのではないかと見ています。
もちろん、これはクロの場合です。
猫によって口腔内の状態も、残っている歯も、食べ方も違います。
ただ、愛猫の抜歯を勧められて、
「こんなに歯を抜いて、ご飯を食べられるのだろうか」
と心配している飼い主さんへ。
前歯以外の歯がほとんどなくなった後も、4年以上にわたってカリカリを食べ続け、16歳になった現在もセンシブルを食べているクロのような猫もいます。
それが、我が家から伝えられる一つの実体験です。
2026年9月現在、クロが食べているドライフードはこちらです。
ロイヤルカナン センシブル 食が細い猫専用フード 成猫用



コメント