猫と暮らしているけれど、お香を焚いても大丈夫なのだろうか。
私自身、以前はお香が好きで、一人暮らしを始めてから何年もの間、お気に入りのお香を何種類か持っていました。
寝る前や休日の朝にお香を焚くことが、ちょっとしたルーティンになっていた時期もあります。
その後、お香の香りが少し強く感じるようになり、しばらく使っていませんでした。
ところが先日、知人から京都・東寺でしか手に入らないというお香をいただき、久しぶりに数日間焚いてみました。
そこで気になったのが、五ニャン娘みゃあの行動です。
それまで来ていたみゃあが、お香を焚いている部屋に入ってこなくなったのです。
もちろん、お香が原因だったと断定することはできません。
ただ、「猫にとって、この煙や強い香りは大丈夫なのだろうか?」と気になり、猫とお香について調べるきっかけになりました。
この記事では、我が家で実際に起きたみゃあの行動を中心に、猫がいる家でお香を使う際に知っておきたいことをまとめます。
猫がいる家でお香を焚いても大丈夫?
猫がいる家でのお香について、私は「どんなお香でも少し焚いただけで危険」と一括りにすることはできないと考えています。
お香といっても使用されている原料や香料は商品によって違い、焚く時間や換気、猫との距離など使用環境も異なるからです。
一方で、お香を焚けば煙や香りが室内に広がります。
煙に含まれる刺激物は気道を刺激する可能性があり、特に呼吸器に問題を抱えている猫では注意が必要です。
また、人間には心地よく感じる香りでも、猫にとって同じように心地よいとは限りません。
そのため我が家では、最終的に「猫たちと暮らしている室内では、お香を焚かない」という選択をしました。
我が家がお香について調べたきっかけは、みゃあの行動でした
今回、猫とお香について調べようと思った一番の理由は、みゃあでした。
久しぶりにお香を数日間焚いていたところ、みゃあがお香を焚いている部屋に入ってこなくなりました。
それまで入ってきていた猫が、なぜか来ない。
そこで私は、
「もしかして、お香の煙や香りを嫌がっているのでは?」
と考えました。
ただし、ここは誤解のないように書いておきます。
みゃあがお香を避けた原因が、お香だったと確認できたわけではありません。
また、みゃあがお香によって体調を崩したという話でもありません。
あくまで、「お香を焚いていた時期に、みゃあがその部屋に入ってこなくなった」というのが我が家で実際に起きたことです。
その行動の変化が、私がお香の使用について考え直すきっかけになりました。
猫は人間と同じように香りを感じているとは限らない
お香を焚く理由の多くは、人間がその香りを楽しむためだと思います。
私もそうでした。
お気に入りのお香を焚き、その香りの中でゆっくり過ごす時間が好きでした。
しかし、猫と一緒に暮らすようになれば、人間が好きかどうかだけで判断することはできません。
猫にとって強い香りが刺激になることも考える必要があります。
みゃあが部屋に来なくなったときも、「猫自身が距離を取っているのであれば、わざわざ人間の都合でその環境を続ける必要はない」と考えました。
お香の「煙」と「香りの成分」は分けて考えたい
猫とお香について調べると、精油やアロマオイルの危険性についての情報も多く出てきます。
ただし、お香と精油をまったく同じものとして扱うのは適切ではありません。
お香の場合は、燃焼によって発生する煙への曝露も考える必要があります。
一方、精油については、猫が濃縮された精油を舐める、皮膚や被毛に付着するなど、煙とは異なる経路で問題になることがあります。
そのため、
- お香を燃やしたときに発生する煙
- 室内に広がる強い香り
- 商品に含まれている香料などの成分
- 精油そのものへの直接的な接触や摂取
これらを全部まとめて「香りだから危険」と考えるのではなく、それぞれ分けて考えたほうがよいと思います。
いただいた東寺のお香は成分を確認できませんでした
今回、知人からいただいたお香について、私が一番判断に困ったのが成分でした。
手元のお香には、私が確認できる成分表示がありませんでした。
そのため、「このお香に何が含まれているから猫に危険」「この成分だから安全」と判断することができません。
分からないものについて、想像だけで危険性を断定することもできません。
だからこそ我が家では、
成分を確認できないものを、猫たちが暮らしている室内で積極的に焚く必要はない
という結論になりました。
猫のいる部屋でお香を使うなら気をつけたいこと
我が家では現在お香を焚かないようにしていますが、猫と暮らしながら香りを楽しみたい方もいると思います。
その場合でも、少なくとも次のような点には注意したほうがよいでしょう。
- 猫のすぐそばで焚かない
- 密閉した部屋で煙を充満させない
- 猫が嫌がって離れた場合は追いかけて同じ空間に連れてこない
- お香や香料を猫が舐めたり触れたりできる場所に置かない
- 猫の様子に変化がないか確認する
特に、猫自身がその部屋から離れたり、入ってこなくなったりするのであれば、その行動を無視しないことも大切だと私は思います。
我が家では、まさにみゃあの行動が使用を見直すきっかけになりました。
咳や呼吸の異変などがあれば、お香の使用を中止する
お香を焚いたあとに猫の様子がおかしい場合は、「そのうち慣れるだろう」と考えて使用を続けるべきではありません。
たとえば、
- 咳をする
- くしゃみが続く
- 目や鼻に異変がある
- 呼吸がいつもと違う
- 元気や食欲がない
など、普段とは明らかに違う様子があれば、お香の使用を中止して新鮮な空気を確保し、必要に応じて動物病院へ相談してください。
特に呼吸が苦しそう、呼吸数が明らかに多いなどの異常がある場合は、様子見をせず獣医師へ相談することが大切です。
我が家では、お香を焚くのをやめました
私はもともとお香が好きでした。
一人暮らしの頃から何年も楽しんできたものなので、「お香なんて必要ない」と考えているわけではありません。
今回いただいた京都・東寺のお香も、せっかくいただいたものです。
それでも、みゃあが部屋に来なくなったことが気になりました。
さらに、手元のお香について成分まで確認することができなかったため、我が家では使用を続けないことにしました。
お香を焚くことよりも、猫たちが普段通り好きな場所を行き来できる環境を残すほうを選んだ、ということです。
実際にお香について考えたときの様子は動画にも残しています
今回の経験については、YouTubeでもお話ししています。
まとめ|猫がいる我が家がお香をやめた理由
猫がいるからといって、すべてのお香について一律に「少しでも焚けば危険」と断定することはできません。
商品によって成分も異なり、使用環境も違うからです。
ただ、我が家では久しぶりにお香を焚き始めたあと、みゃあがお香を焚いている部屋に入ってこなくなりました。
お香との因果関係を確認できたわけではありません。
それでも、
「猫が避けているかもしれない環境を、人間が香りを楽しむためだけに続ける必要はない」
と考え、私はお香を焚くことをやめました。
人間にとって心地よい香りが、猫にとっても心地よいとは限りません。
猫と一緒に暮らしているからこそ、商品に「天然」「自然」と書かれているかだけで判断するのではなく、成分や使い方、そして何より一緒に暮らしている猫自身の様子を見ることが大切だと思います。


