大きな地震が起きた時、我が家の五猫をどうやって守るのか。
この疑問から始めた、我が家の猫防災についての見直し。
最初は、
「猫用の防災セットを準備しておいた方が良いのではないか」
という程度の考えでした。
しかし、本気で考え始めると、それだけではまったく足りませんでした。
五猫をどうやって家から連れ出すのか。
誰がどの猫を担当するのか。
猫用のフードや水、トイレはどうするのか。
人間用の防災用品はどうするのか。
そもそも、ペットカートを使って本当に避難できるのか。
考えなければならないことが次々に出てきました。
そこで第6回となる今回は、これまで考えてきたことを、
「実際に大地震が起きたら、我が家はどう動くのか」
という順番で整理します。
我が家の五猫を守るための、現時点での防災計画です。
我が家はこれからも「五猫」です
最初に、我が家の五猫について。
- 長ニャン坊クロ
- 次ニャン坊チビ
- 三ニャン坊さんた
- 四ニャン坊たかんぼ
- 五ニャン娘みゃあ
チビは2023年9月2日に虹の橋を渡りました。
それでも、我が家は五猫です。
災害時にもチビを置いて避難するという選択肢はありません。
チビの遺骨と遺影も一緒に連れて避難します。
そのことも含めて、我が家では「五猫との避難」を考えています。
【地震発生】まず五猫と私たち夫婦の安全を確認する
大きな地震が発生した瞬間に、すぐ猫を捕まえて外へ飛び出す。
それが正しいとは限りません。
揺れている最中に無理に移動すれば、私や妻がケガをする可能性があります。
まずは自分たちの身を守り、揺れが収まったら五猫の状態を確認する。
そして、自宅にとどまることが危険なのか、避難する必要があるのかを判断します。
猫たちを守るためにも、飼い主である私たちが動ける状態でいることが大前提です。
【避難決定】五猫をキャリーへ入れる
自宅から避難する必要があると判断した場合、最初の大仕事になるのが五猫の避難準備です。
我が家では、次の方法を想定しています。
- ペットカート①:クロ+チビの遺骨・遺影
- ペットカート②:たかんぼ+みゃあ
- リュックタイプのキャリーバッグ:さんた
- 通常のキャリーバッグ2個:予備
この避難方法について最初に考えたのが、第1回の記事です。
ただし、実際の地震では猫たちがいつも通りに行動するとは限りません。
怖くなって隠れてしまう可能性もあります。
だからこそ、キャリーやペットカートを「持っている」だけではなく、すぐ使える場所に置いておくことも重要だと考えています。
【役割分担】私と妻で五猫を連れて避難する
五猫をキャリーへ入れた後は、夫婦二人で避難します。
ペットカートは、私と妻が1台ずつ担当。
さらに私は、さんたが入ったリュックタイプのキャリーバッグを背負います。
妻には人間用の防災リュックを背負ってもらう想定です。
そして、猫用の防災用品はペットカートの下段収納へ入れます。
つまり私たちは、猫だけを連れて逃げるわけではありません。
五猫。
猫用防災用品。
人間用防災用品。
これらを夫婦二人で運ばなければなりません。
【猫用防災用品】市販セットを買えば完成ではない
猫用防災用品について調べ始めた時、私は市販の猫用防災セットを購入することを考えました。
ただ、内容を確認すると、五猫だから同じセットを5個購入すれば良いというものではありませんでした。
共用できるものもあれば、猫それぞれに準備したいものもあります。
そのことについて考えたのが第2回です。
市販の防災セットは、我が家では「これを買えば完成」というものではなく、必要なものを揃えるための土台として考えることにしました。
【避難後】五猫の生活に必要なものを確保する
無事に家から出られても、それで終わりではありません。
避難した後も、五猫との生活は続きます。
そこで必要になるものを整理したのが第3回です。
我が家で準備しておきたいものとして考えたのは、主に次のようなものです。
- 普段食べている猫用フード
- 猫が飲むための水
- 折りたたみトイレ
- 普段使用している猫砂
- 猫砂用スコップ
- 防臭袋・ゴミ袋
- 軽量なフード・水用食器
- 迷子対策用品
- 猫ネットなどの脱走対策用品
- タオル・衛生用品
- 必要な薬や健康情報
特にフードについては、災害時だけ普段と違うものを与えるのではなく、いつも食べているものを多めに保管して使いながら補充する方法を考えています。
【人間用防災用品】五猫だけ準備しても意味がない
猫の防災について考え続けているうちに、我が家には大きな問題があることにも気づきました。
人間用の防災用品を、ほとんど準備していなかったことです。
そこで第4回では、私と妻に必要な防災用品について考えました。
飲料水。
非常食。
携帯トイレ。
ライト。
モバイルバッテリー。
救急用品。
衛生用品。
猫たちのものだけではなく、人間が生きるための備えも当然必要です。
私と妻が無事だからこそ、五猫を守ることができる。
猫の防災と人間の防災は、別々ではないと感じています。
ここまで考えてきた内容をもとに、災害が起きる前に準備しておきたいものを「人間用」と「猫用」に分けてチェックリストにまとめました。
防災用品は「揃えたら終わり」ではなく、定期的に中身や賞味期限・使用期限を確認し、実際に持ち出せる状態にしておくことも大切です。
【避難開始】ペットカートで本当に移動できるのか
ここまで準備すれば安心。
そう思いたいところですが、まだ問題があります。
実際にその状態で避難できるのか。
第5回では、我が家の避難計画そのものを改めて考えました。
地震直後の道路が、普段と同じ状態とは限りません。
段差ができているかもしれません。
瓦礫などでペットカートが通れない可能性もあります。
だからこそ、我が家にある通常のキャリーバッグ2個は、単なる予備ではありません。
ペットカートが使えなくなった場合の代替手段としても考えておく必要があります。
我が家の猫防災計画を時系列で整理する
ここまで考えてきたことを、実際に地震が発生した時の順番に並べてみます。
① 大きな揺れが発生
まず私と妻が身を守ります。
揺れが収まったら、五猫の状態を確認します。
② 自宅から避難する必要があるか判断
自宅にとどまる方が安全なのか、外へ避難する必要があるのかを判断します。
③ 五猫を避難できる状態にする
想定しているペットカートとキャリーバッグへ五猫を移します。
④ 防災用品を持ち出す
猫用防災用品はペットカート下段へ。
人間用防災リュックは妻が担当します。
⑤ 夫婦二人で避難開始
私と妻がペットカートを1台ずつ担当。
私はさらに、さんたのキャリーバッグを背負います。
⑥ 道路状況を確認
予定していた経路が通れなければ、別の経路へ変更します。
ペットカートが使用できない場合には、キャリーバッグへの切り替えも考えます。
⑦ 避難先で五猫の安全を確保
脱走を防ぎながら、フード、水、トイレなど最低限の生活環境を整えます。
⑧ 状況に応じて在宅避難も考える
自宅が安全であれば、必ずしも避難所へ行くことだけが選択肢ではありません。
五猫と一緒に自宅で過ごすことも想定して、自宅備蓄も準備します。
「持ち出すもの」と「自宅に置いておくもの」を分ける
このシリーズを通して特に重要だと感じたのが、すべてを持って逃げようとしないことです。
五猫を連れて避難するだけでも、大きな負担になります。
そこへ大量の水や猫砂、食料まで全部持とうとすれば、動けなくなってしまいます。
そこで我が家では、
避難直後に必要な「持ち出し用品」
と、
在宅避難などに備えた「自宅備蓄」
を分けて考えます。
最優先は、五猫と私たち夫婦が安全な場所へ移動できることです。
まだ完成ではない|実際に試して初めて分かることがある
今回までに、我が家の避難方法はかなり具体的になりました。
しかし、まだ完成したとは思っていません。
なぜなら、実際にやっていないからです。
さんたを背負った状態で、私はペットカートを押せるのか。
妻は人間用防災リュックを背負った状態で、ペットカートを押せるのか。
猫用防災用品を下段へ積んだら、カートはどれくらい重くなるのか。
玄関から外へ問題なく出られるのか。
想定している避難経路を本当に移動できるのか。
これらは、頭の中で考えているだけでは分かりません。
防災用品が揃ったら、猫たちへ無理な負担をかけない範囲で、実際の避難を想定した確認を行うつもりです。
防災用品は一度準備して終わりではない
もう一つ、忘れないようにしたいことがあります。
防災用品には期限があります。
飲料水。
非常食。
猫用フード。
薬。
モバイルバッテリーも、長期間放置したままで本当に使えるとは限りません。
また、猫たちの年齢や体調も変わります。
今必要なものと、数年後に必要なものが同じとは限りません。
そのため、我が家の防災計画も一度作って終わりではなく、定期的に見直す必要があると思っています。
まとめ|五猫を守るために「その時どう動くか」まで決めておく
猫用防災セットが気になったことから始まった、我が家の猫防災についての見直し。
第1回から今回まで考え続けたことで、最初とはかなり意識が変わりました。
防災用品を買うだけでは足りません。
キャリーを持っているだけでも足りません。
大切なのは、
大地震が起きた時、五猫を守るために私たち夫婦がどう動くのか。
そこまで具体的に考えておくことだと思います。
もちろん、実際の災害が想定通りになるとは思っていません。
それでも、何も決めていない状態と、事前に一度でも考えている状態では違うはずです。
我が家は五猫。
災害が起きても、そのことは変わりません。
クロ、チビ、さんた、たかんぼ、みゃあ。
五猫全員を守るために、今できる準備を一つずつ進めていこうと思います。
今回で「考える段階」の猫防災シリーズはいったん終了です。
これから実際に防災用品を揃え、避難方法を確認していく中で新しく分かったことがあれば、今度は我が家で実際にやってみたこととして記録していきます。



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