多頭飼いを始める前、私は「一緒に暮らしていれば自然と仲良くなるもの」と思っていました。
しかし、五猫と暮らしてきた今、その考えは少し変わりました。
もちろん仲良くなる猫同士もいます。
ですが、必ずしも全員が仲良しになるわけではありません。
それでも同じ家で穏やかに暮らしていくことはできます。
今回は、16歳クロ、11歳で旅立ったチビ、12歳さんた・たかんぼ、13歳みゃあと暮らして感じた「猫同士の距離感」についてお話しします。
【写真】ごくまれに見られる、さんたとみゃあの鼻ちゅっちゅっ

仲良しだけが正解だと思っていた
多頭飼いを始めた頃の私は、猫同士が寄り添って寝たり、毛づくろいをしたりする姿に憧れていました。
SNSなどで見かける仲良し猫たちを見るたびに、「我が家もそうなればいいな」と思っていました。
ですが実際には、猫同士にも相性があります。
人間と同じように、すぐに仲良くなる関係もあれば、一定の距離を保ちたい関係もあります。
そして、そのどちらも間違いではありません。
クロとチビは本当の兄弟のようだった
我が家で最も仲が良かった組み合わせは、クロとチビでした。
血のつながりはありませんが、本当の兄弟のような距離感でした。
一緒に過ごしている姿を見ることも多く、お互いの存在を自然に受け入れているように見えました。
だからこそ、2023年にチビが旅立った時は、私たちだけでなくクロにも何らかの変化があったのかもしれません。
実際に振り返ると、クロに少しずつ年齢による変化を感じ始めたのも、その頃からだったように思います。
さんたとみゃあは今でも仲良しとは言えない
一方で、さんたとみゃあは違います。
みゃあを迎えてから3年以上が経ちました。
しかし今でも仲良しとは言えません。
追いかけることもありますし、一定の距離感があります。
「まだ仲良くならないのかな」と思った時期もありました。
ですが最近は考え方が変わりました。
無理に仲良くならなくてもいいのではないか。
お互いがストレスなく暮らせているなら、それもひとつの形ではないか。
そう思うようになりました。
だからこそ鼻ちゅっちゅっは特別だった
そんなさんたとみゃあですが、ごくまれに鼻ちゅっちゅっと挨拶をすることがあります。
今回撮影できた写真も、その貴重な瞬間でした。
毎日見られる光景ではありません。
だからこそ、思わず嬉しくなります。
仲良し猫のように寄り添って寝るわけではありません。
それでも、お互いを認識し、受け入れている瞬間があることが分かるからです。
多頭飼いで大切なのは距離感かもしれない
猫同士の関係を見ていると、「仲良し」か「不仲」かの二択ではないと感じます。
近すぎず遠すぎず。
お互いの距離感を保ちながら生活している関係もあります。
むしろ、その距離感を尊重することが大切なのかもしれません。
人間が無理に近づけようとすると、かえってストレスになることもあります。
我が家では、猫たちそれぞれのペースを大切にしています。
シニア期になると穏やかさも見えてくる
年齢を重ねるにつれて、猫たちの関係性も少しずつ変化しているように感じます。
若い頃のような勢いだけではなく、それぞれが自分の居場所を見つけているようにも見えます。
食事の好みが違うように、猫同士の距離感も違います。
五猫それぞれで違った食の好み|シニアになっても変わらないこと、変わること
だからこそ、多頭飼いに正解はないのだと思います。
まとめ|仲良しじゃなくても大丈夫
多頭飼いをしていると、「仲良くしてほしい」と願ってしまいます。
ですが、五猫と暮らしてきて感じるのは、それだけが正解ではないということです。
クロとチビのような関係もあれば、さんたとみゃあのような関係もあります。
大切なのは、猫たちが安心して暮らせているかどうか。
仲良しではなくても、一緒に暮らしていける。
それもまた、多頭飼いのひとつの形だと私は感じています。



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