Yahoo!知恵袋で、13歳のシニア猫二猫と暮らしている方の相談を見つけました。
相談内容を簡単にまとめると、これまで高さのあるトイレを使っていた一猫が、最近になって低いトイレばかり使うようになった。
その結果、二猫が同じ低いトイレへ集中するようになり、もともと低いトイレを使っていた猫が、トイレのそばや冷蔵庫の近くで便を粗相するようになった、というものでした。
さらに、質問文には次のような変化も書かれていました。
- 高いトイレへ入るには、上へ飛び乗る必要がある
- 一猫は高いトイレを突然使わなくなった
- もう一猫は食卓やベッドへ上らなくなった
- 歩き方が以前と変わってきた
- 鳴きながら部屋をうろうろすることがある
この相談を読んだ時、私が最初に気になったのは、高いトイレの形だけではありませんでした。
二猫に対して、トイレが二個しか設置されていないこと。
まず、そこが気になりました。
ただし、質問を最後まで読むと、トイレの数を増やすだけで解決すると断定できる話でもないと感じました。
今まで使っていた高いトイレを突然使わなくなった。
高い場所へ上らなくなった。
歩き方も変わってきた。
こうした変化は、単なるトイレの好みだけではなく、身体の負担や痛みが関係している可能性も考える必要があるからです。
今回は、2026年現在16歳のクロを含む五猫と暮らし、家の中にトイレを8個設置している我が家の実体験から、シニア猫のトイレ環境について考えます。
この記事で分かること
- 多頭飼いで用意したい猫トイレ数の目安
- 二猫にトイレ二個でも不足する場合がある理由
- シニア猫が高いトイレを使わなくなる可能性
- 突然の粗相や行動変化で確認したいこと
- 五猫にトイレ8個を置いている我が家の実情
- 16歳クロのトイレの使い方に現れた変化
二猫にトイレ二個でも、足りない場合があります
Yahoo!知恵袋の相談を読んで、私が最初に気になったのは、二猫に対してトイレが二個だったことです。
二猫に二個なのだから、一猫につき一個ずつ使えば足りる。
数字だけを見ると、そう思うかもしれません。
しかし、猫が人間の想定どおりに、
「こちらは自分用」
「もう一つは同居猫用」
と使い分けてくれるとは限りません。
二猫とも同じトイレを気に入ることもあります。
一猫が使用した直後のトイレを、もう一猫が嫌がる場合もあります。
さらに、今回の相談では、二個のうち一個が、上へ飛び乗ってから穴を通り、下へ降りて排泄するタイプでした。
シニア猫がその高さや動作を負担に感じるようになれば、実質的に使いやすいトイレは一個だけになります。
つまり、トイレ自体は二個あっても、猫の側から見れば、
「安心して使えるトイレは一個しかない」
という状況になっていた可能性があります。
猫のトイレは「猫の頭数+1個」が一つの目安
多頭飼いにおける猫トイレの数は、一般的に猫の頭数+1個が一つの目安とされています。
二猫なら三個。
三猫なら四個。
我が家のように五猫なら六個です。
ただし、数だけ用意すればよいわけではありません。
複数のトイレを同じ場所へ並べた場合、猫によっては、それらを別々の選択肢ではなく、一つのトイレ場所として捉える可能性があります。
そのため、可能であれば家の中の複数箇所へ分け、猫が一方を使いにくい時にも別の場所を選べるようにすることが大切です。
今回の相談で低いトイレを一個追加したことは、良い対応だと感じます。
これにより、低いトイレが二個、高いトイレが一個となり、二猫に対して合計三個になります。
シニア猫が使いやすい低いトイレを増やしたことで、二猫が一個のトイレへ集中する状態も緩和される可能性があります。
我が家は五猫に対してトイレを8個設置しています
我が家には、長ニャン坊クロ、次ニャン坊チビ(R.I.P.)、三ニャン坊さんた、四ニャン坊たかんぼ、五ニャン娘みゃあという五猫との暮らしがあります。
設置している猫トイレは、合計8個です。
- 一般的な猫砂を入れるトイレ:6個
- システムトイレ:2個
数だけで見れば、五猫に対して8個なので、「五猫+1個」という目安を上回っています。
ただし、実際の使用状況を見ると、少し事情が異なります。
二個のシステムトイレは、ほとんど使われていません。
五猫が基本的に使っているのは、猫砂を入れるオーソドックスなタイプのトイレ6個です。
つまり、五猫が日常的に選んでいるトイレは、結果として五猫+1個の六個になっています。
人間側が八個用意しても、猫氏達が全てを同じように使うわけではありません。
システムトイレも選択肢として残していますが、五猫は通常の猫砂を入れたトイレの方を好んでいます。
この経験からも、
「トイレを置いた数」と「猫が実際に使えるトイレの数」は、必ずしも同じではない
と感じています。
我が家で使っているのはリッチェル ラプレ ネコトイレ 深型60
我が家で基本的に使われている六個は、全て同じ形のトイレです。
商品名は、リッチェル ラプレ ネコトイレ 深型60です。
固まる猫砂を入れて使う、フードのないオープンタイプです。
サイズは約60cm×44cm、高さは約21cm。
我が家の猫氏達は身体の大きな猫もいるため、ある程度広さのあるトイレを使っています。
六個を同じ形にしていることで、猫氏達が場所を変えても、同じ感覚で使いやすいのではないかと考えています。
猫砂については、六個のうち五個が同じものです。
残り一個には、ふるさと納税の返礼品として受け取った別の猫砂を入れています。
今のところ、五猫に、
「このトイレでなければ排泄しない」
「この猫砂でなければ使わない」
という強いこだわりは見られません。
ただし、システムトイレはほとんど使わないため、トイレの形や猫砂の感触には、五猫なりの好みがあるのだと思います。
16歳クロは縁をまたぐ時に若干ゆっくりになりました
我が家の長ニャン坊クロは、2026年現在16歳です。
若い頃と比べると、歩くスピードはゆっくりになりました。
高い場所へ上ることも減っています。
トイレについては、現在も自分で入って排泄できています。
ただ、トイレの縁をまたぐ時の動きは、若い頃と比べると若干ゆっくりになりました。
今のところ、高さ約21cmのラプレ ネコトイレ 深型60を突然使わなくなったという変化はありません。
入り口で長時間ためらうこともなく、トイレ自体は使えています。
そのため、現時点では全てを低いトイレへ交換していません。
一方で、この先、
- 縁をまたぐことを明らかに嫌がる
- トイレの前で入るのをためらう
- トイレのすぐ近くで排泄する
- 今まで使っていたトイレを突然避ける
といった変化が出た場合には、入口の低いトイレを追加する必要があると考えています。
クロが高い場所へ上らなくなった変化については、こちらの記事でも詳しく書いています。
シニア猫が高い場所に上らなくなった…16歳クロの変化と我が家の対策
クロは若い頃から稀にトイレを失敗することがありました
クロはもともと身体が大きいため、若い頃から稀にトイレを失敗することがありました。
身体の一部がトイレの中へ入っていても、お尻の位置が外側になり、結果としてトイレの外へ出てしまうようなことです。
そのため、現在たまに失敗があっても、それだけで急に老化や病気を疑っているわけではありません。
重要なのは、これまでとの違いだと思っています。
若い頃から稀にあった失敗が、同じ程度で続いているのか。
それとも、今まで問題なく使えていた猫が、突然毎日のように失敗するようになったのか。
同じ「トイレの失敗」でも、意味は異なります。
クロの場合は、昔から身体の大きさが原因と思われる失敗が稀にありました。
一方、Yahoo!知恵袋の相談では、今まで使えていた高いトイレを突然使わなくなり、もう一猫の粗相も始まっています。
このような急な変化は、今までの習慣の延長として片付けない方がよいと感じます。
シニア猫には入口の低いトイレが使いやすい場合があります
シニア猫になると、関節の痛みや身体の動かしにくさが現れることがあります。
猫は痛みを隠す傾向があり、歩き方が大きく崩れる前から、日常の行動に小さな変化が現れる場合があります。
例えば、
- 以前は上っていた場所へ上らなくなる
- ジャンプする前に長くためらう
- 階段をゆっくり移動する
- 寝る場所が低い位置へ変わる
- 高い縁のトイレを避ける
といった変化です。
シニア猫や関節に痛みのある猫には、少なくとも一辺の入口が低くなった、出入りしやすいトイレが適しています。
今回の相談にある、上へ飛び乗ってから穴を通り、下へ降りるタイプのトイレは、若い頃には問題なくても、13歳の猫には負担が増えていた可能性があります。
食卓へ上れるから、トイレへも問題なく入れるとは限りません。
猫は必要性や状況によって動作を選びます。
食卓には上れても、排泄のたびに高い場所へ上り、狭い穴から下へ降りる動作を負担に感じていることはあり得ます。
鳴きながらうろうろする、歩き方が変わった場合はトイレ交換だけで終わらせない
今回の相談では、粗相以外にも気になる点があります。
鳴きながら部屋をうろうろしている。
食卓やベッドへ上らなくなった。
歩き方が「ひょこひょこ」している。
こうした変化がある場合、トイレを低いものへ交換して様子を見るだけでなく、動物病院へ相談することも必要だと考えます。
関節や腰などに痛みがある可能性。
便秘や排便時の痛み。
泌尿器系の不調。
高齢による認知機能の変化。
粗相の背景には、さまざまな原因が考えられます。
特に、今月に入って突然行動が変わったのであれば、
「年齢のせいだろう」
と決めつけず、身体の状態を確認する方が安心です。
トイレを三個へ増やす。
低いトイレを用意する。
それらは良い環境改善です。
ただし、それで一時的に粗相が止まったとしても、歩き方の変化や鳴きながらうろうろする状態が続くなら、別の問題が隠れていないか確認する必要があります。
粗相を叱っても解決にはつながりません
トイレの近くや冷蔵庫のそばで便をされると、飼い主としては困ります。
掃除も必要です。
何度も続けば、なぜトイレでしてくれないのかと思うこともあるでしょう。
しかし、猫が飼い主を困らせるために粗相をしているとは考えない方がよいと思います。
トイレが汚れている。
他の猫が使った直後なので入りたくない。
高い縁をまたぐのがつらい。
排泄時に痛みがある。
トイレまで間に合わない。
猫なりの理由がある可能性があります。
今回のように、トイレのすぐ近くで便をしている場合は、トイレの場所自体を忘れたのではなく、
「そこまで来たけれど、そのトイレへ入れなかった」
という可能性も考えられます。
まずは叱るのではなく、トイレの数、形、高さ、清潔さ、設置場所と身体の状態を確認することが大切です。
我が家でもクロの変化に合わせてトイレを見直します
現在のクロは、若干ゆっくりではありますが、自分でトイレの縁をまたいで使えています。
だから、今すぐ全てのトイレを交換する予定はありません。
ただし、16歳です。
昨日までできていたことが、今後もずっと同じようにできるとは限りません。
Yahoo!知恵袋の相談にあるように、ある日突然、高いトイレを使わなくなることもあるでしょう。
その時に、
「今まで使えていたのだから、使えるはず」
と決めつけないようにしたいと思っています。
猫の行動が変わった時には、猫がわがままになったと考えるのではなく、
「今までと何が変わったのだろう」
と考える。
シニア猫と暮らす上で、その視点は大切だと感じています。
まとめ|二猫なら低いトイレを含めて三個用意し、突然の変化は受診も考える
Yahoo!知恵袋の相談に対する、私の考えをまとめます。
まず、二猫にトイレ二個では、足りない場合があります。
特に、そのうち一個がシニア猫にとって使いにくい高いトイレなら、実質的に二猫が一個の低いトイレへ集中してしまいます。
猫のトイレは、猫の頭数+1個が一つの目安です。
二猫なら三個。
今回、低いトイレを一個追加したことは、良い対応だと思います。
ただし、質問文には、
- 高いトイレを突然使わなくなった
- 食卓やベッドへ上らなくなった
- 歩き方が変わった
- 鳴きながらうろうろする
- 粗相が始まった
という複数の変化があります。
この場合、トイレの数と高さを見直すだけではなく、身体に痛みや不調がないか、動物病院へ相談することも必要だと考えます。
我が家は五猫に対してトイレを8個設置しています。
ただし、二個のシステムトイレはほとんど使われず、五猫が実際に使うのは猫砂を入れた六個です。
結果的に、五猫+1個になっています。
16歳クロは、トイレへ入る際、縁をまたぐ動きが若い頃より若干ゆっくりになりました。
現在はまだ使えていますが、今後ためらう様子や失敗が増えれば、入口の低いトイレを追加します。
シニア猫の行動の変化は、突然現れたように見えても、身体の中では少しずつ変化していた可能性があります。
もっと早く気付けばよかったと自分を責めるより、気付いた時点で環境を変え、必要なら受診する。
それが、今の猫の暮らしを楽にすることにつながるのだと思います。
※本記事は、我が家の五猫との実体験と公開されている猫の飼育情報をもとにした飼い主としての考えです。突然の粗相、歩き方の変化、鳴きながらうろうろするなどの状態がある場合は、年齢だけで判断せず、かかりつけの動物病院へ相談してください。
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